アーム付きクローラーロボットの改良を行いました

教材に使うクローラーロボットは、ビルドアップで拡張できるように設計しております。
現在、ミサイル発射台がついている部分をロボットアームに交換できるように設計してみました。

アームはリンク機構で荷重をサーボが直接受けないようにし、できるだけ重量物の根元を持ち上げるようにして駆動力を効率良く伝えられるようにしました。

ハンド部分は、建設機械の3つ爪をイメージしてギア駆動にしてみました。
こちらは倍力機構などを使っていないので把持力はちょっと低いかもしれません。

ロボット研究会事前セミナーを行いました

ゆめサポート南相馬において、ロボット研究会事前セミナーを行いました。

これは、実際のセミナーを開始するまえに、セミナーの指導ボリュームが適切であるか検証するためのものです。
ロボットの概要から始まり、クローラーロボットの製作、マイコンボードを使った、デジタル・アナログ入力、デジタル・アナログ出力を学びました。

クローラーロボットの組み立ては熟練者で30分程度ですが、ドライバーを使ったことがないレベルの人の場合2時間ほどかかりました。

「第1回ロボット開発研究会」打合せを行いました

南相馬市の企業が集まって第一回の会合を終えました。

半田付けの経験もプログラミングの経験もない人が多いなか、ロボットの制御の基本であるソフトウェア作成のセミナーを行います。
月4回、基本的に第3週と4週の火曜日と土曜日の午後1:30から行うことになりました。

講習用のテキストなどの作成、さらにはプレセミナーを市と企業とサポートの代表の方に行い、授業内容が適正かどうかを判断していきたいと思います。

南相馬にはソフトウェア未経験ながら自社のために腰を上げて参加してくださる経営者が多いです。
とてもありがたいことですし、誇りに思います。

クランプ組み立て完了

手首の無限回転、指の開閉を行うクランプの組み立てを終えました。
ABSで製作したのと歯車のモジュールが小さいので回転動作で大きいトルクは伝えられませんが、動作モデルとしては問題ありません。

クランプはトグル機構になっているので、サーボモータのトルクよりも強い把持力を出すことができます。

クローラロボットの企画

南相馬市の企業間でロボットの初歩的な学習を行うため、arduinoを使ったプログラミングとそれを活用したデバイスということでクローラー型のロボットを使った学習会を企画しています。

弊社ではその講習を担当することになりました。

初心者向けの講習会になりますので、予備知識がない人にも興味を持って受講していただけるように以前作ったクローラーロボットをステップアップするようなデバイスを設計してみました。

単純に走行するだけでは面白くないので、ミサイル発射装置や距離センサなども搭載してみました。

例えばこれで、壁(もしくは対象物に)にある程度近づくと自動でミサイルを発射するようなロボットを製作できると思います。

クランプの設計

WRSに出場するロボットはバルブ操作を行わなければならないので、クランプの設計をしてみました。

3Dプリンタで出力し組み立てたものがこちら。

現在開発が行われている超大型ドローンが郡山の展示会に出品されました。

このドローンはエンジン駆動型になります。
弊社ではこのドローンに搭載するペイロードキャリア(荷物を保持して搬送する部分)の制御を担当しております。
また、ドローンが正しく荷物を保持できているかを確認したり、飛行している場所の映像を撮影するジンバル機能付きカメラの開発も行なっております。

CTI(電話受付ソフトウェア)の製作


数年前に作成したアプリです。

電話受付ソフトを使っている事業所さんでしたが、古いソフトウェアで製作した会社がなくなっており、新しいwindowsで使えなくて困って相談を受けました。

とはいえ、使えない原因が着信した電話番号の書式が変わってしまってうまく受け取れないということでしたので、業務が止まらぬように着信データを仮想シリアルポートで受信して、番号を変換し、また戻すというバイパス処理をして当該ソフトウェアをとりあえずは使える状態にしました。

しかし、将来的なサポートも含めて心配なので1から作れないかという話になり、「できるだけ簡単なものを」というオーダーで製作しました。

顧客情報や作業履歴はMySQLで管理。
そのデータベースに、電話着信があった場合、顧客情報を問い合わせて表示するCTIソフトウエア部分と、MySQLのデータを編集する顧客情報管理ソフトウェアを作成しセットで管理しています。

弊社ではこのようなデータベースアプリも作成しております。

クローラーロボット

南相馬ロボット産業協議会では、ロボット分科会というものを立ち上げようとしています。
おそらくは来年から始まると思うのですが、南相馬市の製造業は部品加工がメインの事業所が多く設計・制御を手がけている事業所が少ないのが実情です。

その背景には首都圏などからの大手企業からの仕事の依頼が多いので、あまり自分たちで企画提案してモノを作るというニーズがなかったためと私は考えています。

しかし、今の部品加工は中国などがいい例で、優れた加工設備があればどこでも作れてしまう(使いこなすオペレータは必要ですが)ため、他社との差別化が難しくなっていると感じています。

福島イノベーションコースト構想の補助事業に関わって今年で2年目になりましたが、こちらと比べて圧倒的な大手企業様に私のような田舎の会社でも提案できることは多数あり、喜んでいただけていると感じております。
(小さい会社の武器はフットワークの軽さと経験です)

この地域のものづくりがこのまま加工設備だけに左右されてしまうと、他の地域でも同様に工作機械などの助成が始まれば、「南相馬独自の強み」を持たない限り加工単価の兼ね合いで仕事が来なくなる可能性もあります。

また、会社の経営者が若い世代に仕事を譲る時に、そのころにはすでに老朽化した設備を譲っても事業を継続でるか心配でもあります。

震災がなくても過疎化する地方都市の製造業の今後の生き残りをかけて何をすべきか?

色々と考えていかなければなりません。

そこで冒頭に書いたロボット分科会があります。

南相馬市には世界に類のないロボットテストフィールドが作られます。
これまで過疎化が進むしかない地方都市の製造業にとっては新たなビジネスチャンスになるかもしれません。

南相馬の事業所の中でも単なる加工屋に終わらず、ロボットを学んで事業所のステージを上げたいという意見をもつ経営者さん達がおります。

そんな人たちが集まって、ロボットや制御を学ぼうというのがこの分科会になります。

そこで基本的なクローラーロボットを自分たちで作って学習できないかと思い設計したのがこのロボットになります。

部品代を入れても1台1万円くらい。ボディなどの部品は3Dプリンタのデータを提供するので自社で製造できます。

こんなロボットを各自作って競技などができたら面白いよね。

マイコンはarduinoMEGA+GROVEで。
回転式サーボで駆動。アームの持ち上げ下げは通常の旋回型サーボで。
カメラは2.4GHzのワイヤレスを搭載。
XBeeを繋いでシリアル通信で制御しています。

変わっているところといえば、このロボット自体にコントロールするためのプログラムは書かれていなくて、各モーターへの指令だけをコマンドで送る感じになっています。

このように作れば、動きを変えたいときにロボットのプログラムを変えるのではなく、コントローラー側でロボットの動きを変えると反映されます。

この考え方はロボットミドルウエアのセミナーを聞いて思いつきました。

この手のロボットを作る場合、クローラーの手配をどうするかで悩みますが、3Dプリンタで弾性素材のフィラメントを使い自作しました。

そして組み立てたのがこちら。

この形で段差を越えさせるためには、アームで段差を捉えてから下に押し付けて登るのですが、車体側のクローラーが上手に段差に乗らないと超えることができませんでした。
そこで、最初の設計図のような「後ろ足」を追加することになります。

自分で設計すればこのようにいくらでも改造できます。