、切ない夢をみた。

小学校低学年になってたボクは、学校の帰りに近所の古びた緑色の屋根の家に遊びに行くのが日課だった。

その家にはボクよりも2つくらい年下の外人の女の子がいつも留守番をしていた。

両親は共働きで夕方に母親が帰宅するまで年老いたおばあさんと留守番をしていた。

おばあさんとお母さんが日本人だったのでハーフだったのかも知れない。

金髪で背中の中程まである少しウエーブのかかった綺麗な髪をしていた。瞳は青く、肌も真っ白だった。

くたびれたクマのぬいぐるみを片時も離さず、絵を描いたり絵本を読み聞かせたりするときも恒に傍らに置いていた。

今日も学校の帰りに家に戻らずその子の家に行ったら、おばあさんが不在で女の子だけだった。

「今日はクレヨンをもってきたよ。絵を描いて遊ぼう」とボクが言ったら、女の子は新聞に挟まっていた赤色一色刷のチラシを持ってきたので2人でそのチラシの裏に花や動物などを描いて遊んでいた。

するとふいに女の子が言った。

「・・・うちの家、明日引っ越しするの。」

ボクは内心とても驚いたが出た言葉は「ふ〜ん、、そうなんだ。」という素っ気ないものであった。
でも、口の中は乾いてざらつき少し胸がザワザワした。

「じゃあ、明日、お別れの挨拶しなきゃね。」とボクはつづけて言った。やっと出た言葉だった。

女の子はちいさく「うん。」と言った。

 次の日、女の子に渡そうと思って、小脇に本をかかえながら急いで学校からその子の家に向かった。

なぜか本はドゥーパ!の「手作り!ウッドデッキ」だった。

家に付いたが、いつもと様子が違う。

なぜか壁などが打ち壊され、土足で誰かが畳の上を歩き回った様に汚れている。

直感的に、もう、その女の子の家族がいないことを感じた。

渡せない本を抱えたまま、ボクは途方に暮れていた。

ふいに家の奥から大工らしき作業服を着た大人が出てきて、怪訝そうにこっちを見たがさして興味もなさそうに、荷物なんかか運び出していた。

忙しそうに動き回る大人達の中でボクの時間だけが止まり、胸を締め付けられる想いの中、今あの女の子はどこに居るのだろうとそれだけを考えていた。


・・・・・なんていう夢を見るのだ。朝から疲れるではないか。

 こういうときは、K−3を駆るのに限る。
ガレージ化計画途中の微妙に片づいた車庫からK−3を手押しで引っ張り出す。
まだ早朝なので音が反響しやすい車庫でエンジンをかけるのはちょっと気兼ねするからだ。
まるでカヌーをデッキから引っ張り出して海に向かってこぎ出す様に、K−3を道路ちかくまで移動した。

 そして体を左右に揺すりながら、K−3に体を押し込み乗り込む。
小さく深呼吸をしてブレーキペダルを踏み、キーを捻ってスタートボタンを押す。
数度のスタートボタン押し動作の後にK−3が目覚め唸り出す。

 シフトレバーをDに入れて、アクセルペダルをゆっくりと踏み込む。

K−3は2STならではの吹け上がりをしながらエンジンの回転がパワーゾーンに入った瞬間にチャンバー車特有の過給器が効いたような加速をする。

 穏やかな春の日差しの中、少し風は冷たいもののK−3をドライブさせる。
市内を抜けて勾配のキツい産業道路にさしかかる。
登りは50キロまで落ち込むが下りは80キロは余裕で出るような坂道の連続だ。
コーナーにさしかかるたびに強い横Gに押さえつけられながら、K−3は吸い付くように地面を滑る。
そして国道にさしかかり、前方を行く車の流れに沿って50キロ程で流す。

途中川沿いの自販機の前で小休止。

 いつもならばブラックコーヒーを迷わず選択するのだが、寝起きと風に当たって体温が落ちているのでカフェオレにした。


 そういや、師匠のBBSでは花見で盛り上がってたなぁ〜と思い出し、南相馬市の花見事情がどうなっているのか気になった。
まずは市内の夜ノ森公園に行く。
 ここはブログに出てくる三姉妹が登場する場所なのだが、姉妹の「おじいさん」が出店をするくらい花見の名所なのである。

市内ということで期待して行ったのだけど、予想に反してまったく蕾であった。
ここで、またまたブログに出てくる高倉健似のおじさんに出会うのだ。

そのあと川沿いの桜並木をチェックするも同じような感じでがっかり、、、

そして野馬追いが開かれる会場近くまで行き、とても桜が撮れる状態じゃないなぁ・・とあきらめる。


K−3を降りて何気なく散歩してたら山側に生えている桜が咲いているのを発見。



満開になっていない桜は、まだ冷たい風にさらされていてどこか寂しげであった。

私は、桜の花を見上げつつ、朝見た夢を思い出していた。